異国の大地が待っている!

旅の記憶を残します

ANAマイルでアフリカへ(コートジボアール、ガーナ)②

 

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左:ET673便エコノミー客室 右:ET976便ビジネス客室

旅の目的はというと、コートジボアールアビジャンからガーナのアクラ、つまり西アフリカの象牙海岸から黄金海岸を望んだ約540kmを自転車で走ること。

14年前にアフリカの大地を踏みしめて以来、念願の自転車旅を昨年のボツワナで実現することができたので、地図と夏休みの日数とにらめっこの末に第2弾として選んだルートなのです。

さてスケジュールは以下の通り。

9月  8日(金)成田21:15 ET673便 6:50+1アディスアベバ

9月  9日(土)アディスアベバ10:00 ET935便 13:15アビジャン

9月10日(日)~9月16日 アビジャンからアクラへ

9月17日(日)アクラ12::10 ET684便 21:00アディスアベバ

        アディスアベバ23:40 ET976便 15:40+1上海

9月18日(月)上海18:20 ANA976便 21:35大阪(関空

9月19日(火)関空7:00 ANA094便 8:10羽田 

往路はエコノミー、復路はビジネスで、特に帰りは時差9時間のアクラ空港を飛び立って羽田に着いたのは35時間後。アクラ空港でチェックインの際にエチオピア空港の女性職員がチケット発行の際に私のスケジュールを知って、「クレイジー!」と言いながら大笑いしていました。

特に帰りのルートを見ていただくと3回もトランジットしていることが分かります。

マイルで特典予約すると、提携航空会社の分だけ多くのルートが選択され、格安航空券ではなかなか出てこない驚きのルートが出てくることもあり、特に不便なエリアに行く場合は重宝します。復路は日程の都合で選択しませんでしたが、ニューヨーク経由までありました。

 

Google マップ

ANAマイルでアフリカへ(コートジボアール、ガーナ)①

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左:アディスアベバ空港フライト表示 右:アビジャン行きET935便


2017年の夏休みはANAで貯まったマイルを使ってアフリカへ。

通常日本ーアフリカはエコノミークラスで往復7万マイル、ビジネスクラスなら往復11万マイルが必要です。今回は往路はエコノミー、復路はビジネスクラスとしました。その結果の必要マイルは9万であり、マイル節約半分、贅沢気分半分の選択というわけです。

ところで、私は1日でも長く旅行したい派なので、出国帰国日は、いずれも会社出勤前提で日程を組みます。つまり終業後の夜便で出発し、出勤日の朝着便を選びます。体力的には厳しく、周囲からは一日余裕をもって日程を組み、体調万全を期すべきと指摘されます。まったくもってその通りであり、大人の社会人としては、仕事に支障をきたさぬ体調管理すべきなのです。しかし欧米諸国のように長期休暇を取れず、せいぜい10日前後が関の山の日本では、1日が非常に貴重であり、体力気力があるならば少しでも長く旅の地にいたいと強く願末の当然の帰結といえます。

その様な事情もあり、気持ちが高揚している往路はともかく、仕事を控えた帰路は体力温存と回復の目的でビジネスクラス選択をしました。

 

マラリヤにかかった

 

 

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左:ハマダラカに刺されたホテル中庭 右:9日間お世話になった隔離病室


何年か前、アフリカで登山した帰国後にマラリヤにかかりました。

帰国約10日後の出張中に高熱となり、フラフラで帰宅後、「マラリヤに違いないから病院に行く!」と妻に宣言し、病院に行った検査の結果は熱帯熱マラリヤで即入院となりました。

マラリヤは、日本にはいないハマダラカという特定の蚊のみにマラリア原虫が媒介され感染するので、日本で感染することはありません。とは言え病気が病気ですので、特定病院の隔離病棟の個室(シャワー・トイレ付き)に入り、廊下にも出ることを許されませんでした。40度前後の高熱で幻想も見ましたが、治療はマラロンという薬を1日1錠3日間飲んで安静にするのみ。5日後には問題ないレベルまで治りましたが、強い薬なのか副作用による肝機能低下による様子見で計9日間入院しました。

退院して病院の外の空気を吸った時、あまりにも濃厚な空気に感動した記憶があります。

さてマラリヤにかかった原因というと、旅先では蚊に刺されない様に気をつけていたつもりでしたが、帰国間近のホテルで迂闊にも短パン姿で中庭レストランにビールを求めた結果の罹患であり、反省至極です。

家族や会社等周囲の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけし申し訳ない気持ちです。また治療して頂いた病院の皆様には、こうして元気でいることに感謝いたします。

ちなみにマラリヤは日本でかからない病気でもあるのか、海外旅行の保険は簡単な手続きで適用されました。また退院後に会う私の周囲の人が、やたらとマラリヤに詳しくなっていたのには驚きました。

アフリカ行くならエチオピア航空

 

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左:アディスアベバ空港 右:ケニア上空のエチオピア航空

 2003年のアフリカ(ジンバブエ)初上陸はシンガポール経由のSQ便でしたが、成田便も就航した今は、コストパフォーマンス含めエチオピア航空が便利です。

エチオピアの首都アディスアベバはアフリカのハブ空港であり、様々な国の人で賑わっている様子は、日本からの長旅に疲れながらもアフリカにやって来た高揚感を覚え、私にとっては至福のトランジット待ち時間と言えます。

搭乗回数は10回を超えましたが、今のところ大きな遅延なくトラブルに至っていません。ちなみに最高の遅延が成田出発の1時間強ですが、その時には仕事の都合で成田に向かうのが遅れ、チェックインしたのは本来の出発時間の30分前でしたので、定刻通りなら乗り損ねた可能性もあることを考えれば相性の良い航空会社と言えます。